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ピースサインの写真から「指紋」盗み取られるリスク…どんな法的問題に発展する?

カメラにピースサインをするだけで、指紋の情報が出回ってしまう?顔と手を一緒に撮影した写真から、個人と指紋を特定されてしまうリスクがあることを報じた産経新聞の記事「指紋ネット盗難 『ピースサインは危険!』3メートル離れて撮影でも読み取り可能」が話題になっています。記事は、指紋の盗撮防止技術を開発した国立情報学研究所の越前功教授のコメントを掲載したものです。同研究所の実験では、3メートル先で撮影した画像でも、指紋などの個人の生体情報を読み取ることが明らかになったのです。生体情報は、スマートフォンの認証や建物の入退出管理など、様々な場面で用いられています。このような情報が容易に読み取られてしまうリスクがあるというのです。もし第三者が、SNSなどに投稿されているピースサインの画像などから、生体情報を手に入れた場合、どんな法的問題があるでしょうか。弁護士によると、「個人情報保護法、刑法、民法上の問題があるということです。平成29年5月30日に施行予定の改正個人情報保護法は、『特定の個人の身体の一部の特徴を電子計算機の用に供するために変換した文字、番号、記号その他の符号であって、当該特定の個人を識別することができるもの』を『個人識別符号』とし、これが含まれる生存する個人に関する情報を個人情報と定義して保護の対象にしたので、指の画像から指紋に関する情報を抜き取ることは、個人情報保護法に違反する行為です」ということです。

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