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教員働き方改革へ一歩 県立78校にタイムカードを導入

県教委は県立学校全78校にタイムカードを導入する「働き方改革」に乗り出しました。勤務時間を自己申告から客観的に把握するシステムに変更することで、長時間労働の是正や教職員間の業務量の平準化につなげることを狙うということです。ただ、部活動など校外業務の把握は自己申告で対応せざるを得ない状況で、勤務実態を把握しても、業務の削減が伴わなければ多忙化解消とはならず、実効性ある改革につなげられるか注目されます。県立学校では8月からタイムカードを導入し、職員室に設置した端末にICカードをかざし、出退勤時刻を記録します。盛岡四高の佐々木佳史副校長は「自己申告からデータ化され、教職員の勤務時間の意識が高まった」と歓迎しています。各校はデータを基に一人一人の業務状況を分析し、マネジメント強化につなげるということです。県教委によると、時間外労働が月80時間以上の県立学校の教職員は8・8%(2017年度)となっているとのことです。県教委は今月中に8、9月分の勤怠実態を集計し、教職員ら25人による作業部会で業務見直しの検討を本格化させるとのことです。

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