企業のSIM活用術について
SIMカードは大手キャリアやMVNOが提供している通信サービスを受けるために必要なICカードです。2021年10月から原則SIMフリー義務化に伴い通信サービスの乗り換えが以前に比べて容易になっています。ここでは企業のSIM活用術についてまとめてみましょう。
【企業のSIM活用術をご紹介】
MVNOを入れると通信サービスの選択肢は非常に膨大です。ビジネスでSIMを利用する場合には法人向けSIMカードなどもあります。ここでは企業のSIM活用術についてまとめましょう。
<ビジネスで利用するのであれば法人向けのSIMカードがおすすめ>
SIMカードには個人向けSIMと法人向けSIMがあります。個人向けのSIMはユーザー個別の契約を前提としていますが、法人向けのSIMはビジネスシーンでの利用方法を想定して、複数SIMの一括契約にも対応可能です。法人向けのSIMであればIoT機器にも対応する通信プランや複数SIMでの容量共有など法人向けサービスも利用できます。
<セキュリティ重視で選ぶのであれば閉域網接続対応のSIMカードがおすすめ>
法人データSIMと閉域網接続を組み合わせたサービスの利用も可能です。これは一般的には「IP-VPN」として知られるVPNサービスの一種になります。通信事業者の閉域網を経由して、インターネットを経由しないで社内LANへと接続が可能なのでファイルサーバなどへの安全なアクセスを実現します。光回線を設置できない現場や事務所、テレワーカーの自宅からでも安全なネットワークを利用できるでしょう。
<光回線とWi-Fiの組み合わせも可能>
SIMカードによる通信サービスでは無線回線によってインターネット接続などを提供します。光回線などの固定回線と対比されることが多いでしょう。またWi-Fiは構内ネットワークにおける無線通信技術で、LANケーブルなどによる有線LANと対比されるものです。
社外でのデータ通信では、法人データSIMを契約すると利便性や安全性が高まります。しかしオフィス内で大量のモバイルデバイスをインターネットで接続する場合は、SIMカードでは通信速度が遅くなったり、コストも高くついたりとデメリットも起こりやすいです。そこで光回線とWi-Fi接続の組み合わせを併用するとよいでしょう。
<Wi-Fi機器を増設するのであればWi-Fiアクセスポイントがおすすめ>
社内のWi-Fi環境を整備する時に小規模オフィスであれば据え置き型のWi-Fiルーターを使用することが一般的でしょう。しかし複数のフロアに跨る場合は1台のWi-Fiルーターでは電波の届かないエリアが生じてしまい、同時接続台数が減少してしまいます。
そのような環境下での増設におすすめなのが「Wi-Fiアクセスポイント」と呼ばれるWi-Fi機器です。ルーターとLANケーブルで接続して電源ケーブルを接続するだけで、Wi-Fi基地局を増設することが可能です。通信エリアや同時接続台数も確保できます。